防虫剤の成分「エムペントリン」と「プロフルトリン」と犬猫への影響について

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防虫剤も改良が重ねられ、ニオイの少ない防虫剤や良い香りの防虫剤など、色々な防虫剤が登場しています。中でも増えているのが「エムペントリン」と「プロフルトリン」という成分です。

これらの成分は殺虫剤にも使用される「ピレスロイド系」の防虫成分ですが、犬や猫に対しても悪影響の少ない成分となっています。

今回はこの「エムペントリン」と「プロフルトリン」についてと、犬や猫に対しての影響について調べていきたいと思います。


ピレスロイド系の「エムペントリン」

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防虫剤に使用されている「エムペントリン」という成分は、殺虫剤成分でも知られる「ピレスロイド系」の成分です。

多くの殺虫剤に使用されるピレスロイドは、蚊などの虫に対して即効性のある神経毒を持つ成分ですが、犬や猫にも悪影響が少なく、仮に体内に摂取しても短時間で体外へと排出される成分です。

揮発することで効果を発揮するエムペントリン

ピレスロイドの特徴として、空気に触れることで成分が分解されるという特徴を持っています。

殺虫スプレーをイメージするとわかりやすいですが、虫に直接吹きかける事で殺虫効果が得られますが、虫の居ないところでスプレーしても殺虫効果は得られませんね。

ピレスロイド系はこのように揮発すると効果を失いますが、この揮発性の高い特徴を改良したのが、エムペントリンになります。

エムペントリンの毒性について

防虫剤に使用される殺虫成分には「パラジクロルベンゼン」や「ナフタレン」といった成分が使用されますが、いずれも殺虫効果が高い半面、防虫剤特有のあの強力なニオイも特徴の一つです。

これらの成分と比較して、エムペントリンはニオイも少なく、これらの成分よりも少ない量で効果を発揮するという特徴を持ちます。

また、殺虫効果だけでなく、害虫の卵に対しても孵化を阻害するという効果を持ちます。

現時点ではパラジクロルベンゼンを利用した防虫剤が多いようですが、安全性やニオイなどの面からもエムペントリンを利用した防虫剤が増え始めています。

蚊にも効果を発揮するエムペントリン

エムペントリンのLD50(半数致死量)は、ラットによる経口投与で1680mg/kg(経皮では5000mg/kg)という結果が出ています。

一方、殺虫剤成分で同じピレスロイド系の「アレスリン」の場合、ラットによる経口投与LD50では860mg/kgという結果が出ています。

この結果を見ると、エムペントリンの方が犬猫への害が少ない事もわかります。

ピレスロイド系の「プロフルトリン」

ピレスロイド系の防虫剤にはエムペントリンの他にも「プロフルトリン」という成分があります。

プロフルトリンはエムペントリンよりも殺虫効果が高い成分で、衣類などに付着する害虫に対して4倍〜8倍もの効果を発揮することがわかっています。

蚊にも効果を発揮するプロフルトリン

エムペントリン同様に、空気中へと揮発することで高い殺虫効果を発揮するプロフルトリンですが、ヒトスジシマカを代表とする蚊に対しても高い殺虫効果を発揮するという結果も出ています。

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同じピレスロイド系の薬剤ですが、エムペントリンとプロフルトリンとの違いは、蚊に対しての効果で、エムペントリンのわずか4分の1の量でも高い効果を示したとのこと。

そのため、プロフルトリンは犬猫用の虫よけグッズにも使用されています。

プロフルトリンの毒性について

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プロフルトリンによる犬や猫に対する毒性ですが、おおよその致死量とされるのが1000mg/kg。ただし、これは経口投与によるものです。

4kgの小型犬であれば4gのプロフルトリンを誤飲・誤食してしまうことで危険が及ぶという計算です。エムペントリンよりもLD50の値は高いですが、殺虫効果が高いのがプロフルトリンとエムペントリンとの違いです。

誤飲・誤食でなければ防虫剤を犬や猫に投与することもありませんが、防虫剤の場合には何gのプロフルトリンが配合されているのかがわかりませんので、十分に注意する必要はあります。

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minotake office代表 北海道札幌市でペット用品販売を行っています。

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