【続報】犬・猫と新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)との関連情報

dog-3735336_1280-min
LINEで送る
Pocket

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のニュースが連日伝えられていますが、なかなか終息する気配が見えません。

別記事では新型コロナウイルスの情報に触れつつ、犬コロナウイルス・猫コロナウイルスの違いについて解説していきました。

が、日々、情報が更新されていくため、改めてこちらの記事で「犬と新型コロナウイルス関連」についての情報をまとめていきたいと思います。

※本記事は2020/03/21までの情報を参考にしています。

リモサボン

陽性反応のあった犬の現在

dog-414570_1280-min
※写真はイメージです。

まずは新型コロナウイルスの弱陽性反応が確認された犬の背景や現在の状況について、「犬と新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)」との関係についても解説していきたいと思います。

別記事でもお知らせしておりますが、新型コロナウイルス関連のニュースでペットの犬からも新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の弱い陽性反応が確認されたという報道がされました。

このペットの犬は香港に住む17歳のポメラニアン。

飼い主さん(60歳)は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染し、COVID-19と診断されています。

2頭のうち1頭は陽性、もう一頭は陰性

この飼い主さんは、弱陽性反応が出たポメラニアンを含めた2頭の犬を飼育していましたが、もう1頭の犬(犬種不明)は陰性だったようです。

また、どちらの愛犬もしっかりと世話はされていたとのこと。

つまり、同様の条件下で飼育していたのにもかかわらず、異なる検査結果となっているわけです。

追記:2020/03/21
現在は香港の施設で、別々の部屋に隔離されているようです。飼い主さんも大変なめにあっていますが、犬たちも可愛そうなめにあっていますね。

このポメラニアンは入院後、陰性が確認されたため退院することができましたが、残念ながら3月16日に亡くなってしまいました。

以下、弱陽性の発覚と退院するまでについて解説します。

糞便からは新型コロナウイルスは検出されず

cdc-BbP7rqIGB3c-unsplash
Photo by CDC on Unsplash

香港の農林水産省(AFCD)による犬へのPCR検査は、2020年2月26日(木曜)に行われ、鼻腔と口腔から採取したサンプルから「弱陽性」の反応が確認されました。

しかし、糞便による検査では「陰性」。
その後、

  • 2/28(鼻腔・口腔)
  • 3/2(鼻腔)
  • 3/5(鼻腔)

以上の日程で検査を繰り返しましたが、弱陽性の反応は変わらずだったようです。

因みに、犬コロナウイルスや猫コロナウイルスがPCR検査で反応することはありません。

追記:2020/03/21
報道されているのでご存知かと思いますが、新型コロナウイルスは潜伏期間が2週間ほどと考えられているため、現在も検査は繰り返されています。(2020/03/17時点)

最終的にこのポメラニアンは3/12、3/13日に行われた検査で陰性反応が確認され、ようやく帰宅することができましたが、3月16日に虹の橋を渡ることになりました。

弱陽性ではあるがCOVID-19は発症せず

飼い主さんは解剖による検死を望まなかったため、正確な死因は不明となっています。

17歳という高齢犬であったこと、長期に渡って飼い主から隔離され強いストレスがかかってしまったこと、隔離前から基礎疾患を患っていたなど、様々な要因が引き金となったのでしょう。

一旦は弱陽性の反応が見られたものの、元々患っていた疾患の症状や新たな症状も見られなかったため、新型コロナウイルスが原因で亡くなったわけではないとの見方が強いようです。

大変な目にあった香港のポメラニアンにご冥福を祈ります。

IDEXX – 数千頭の検査でも陽性は見られず

外注検査機関で知られるIDEXX Reference Laboratoriesでは数千の犬・猫の検体検査を行い、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の陽性反応が確認されなかったと3月13日に発表しています。

IDEXX Laboratories, Inc. (NASDAQ: IDXX), a global leader in veterinary diagnostics and software, today announced that the company has seen no positive results in pets to date of SARS-CoV-2,


Google翻訳
2020年3月13日-獣医診断およびソフトウェアのグローバルリーダーであるIDEXX Laboratories、Inc.(NASDAQ:IDXX)は、本日、SARS-CoV-2のペットで肯定的な結果が見られなかったことを発表しました。

IDEXX – Leading Veterinary Diagnostic Company Sees No COVID-19 Cases in Pets

IDEXXによる検査は引き続き行われているようですが、現在のところは犬や猫に新型コロナウイルスが感染することは認められていません。

犬猫へのウイルス感染について

a-beautiful-dog-breed-with-a-thick-coat-3671235-min

現状は変わらず。いまのところ、犬猫に感染の心配はありません。

以上でも説明してきた通り、また、別記事でも解説したとおり新型コロナウイルスが犬や猫へと感染するという確証はありませんので、必要以上に心配する必要はないでしょう。

また、犬や猫がキャリアとなり、人へと感染を拡げることもありません。

米国の獣医協会「AVMA(American Veterinary Medical Association)」でも、下記のような一般のペット飼育者へ向けたコメントが発表されています。

Considering this information in total, infectious disease experts and multiple international and domestic human and animal health organizations (CDC, OIE, WHO) agree there is no evidence at this point to indicate that pets can spread COVID-19 to other animals, including people.


Google翻訳
この情報を総合的に考慮すると、感染症の専門家と複数の国際および国内のヒトおよび動物の健康組織(CDC、OIE、WHO)は、ペットがCOVID-19を人を含む他の動物に拡散できることを示す証拠は現時点ではないことに同意します。

COVID-19:What veterinarians need to know – AVMA

愛犬・愛猫のためにできる備え

cans-3225861_1280-min
WHOがなかなかパンデミック宣言しなかったように、今後、新型コロナウイルスによる社会への影響は予測がつきません。

日本国内においては、ややウイルスの封じ込めに成功してきている雰囲気もありますが、まだまだ油断はできませんし、ペットの飼い主がいつ新型コロナウイルスに感染してもおかしくはない状況です。

加えて、家の外へ出られること、店が常に営業していることなど、隔離政策がいつ始まっても不思議ではない状況です。(2020/03/18時点で、一部のヨーロッパではこうした状況になっていますね)

災害時の備えとしても

このような状況にいつ陥っても困らないよう、飼い主がペットに対してできる備えとしては、以下のことが挙げられます。

  • 少なくとも2週間分のフードをストックしておく
  • 緊急時に備えて医療キットを用意しておく

AVMAによるアメリカでの情報になりますが、参考までにご紹介しました。

これ以外にも、服用している薬や水など、備えておくべき物は沢山ありますが、改めて普段の生活を見つめ直し、長期的に必要になる物は揃えておく事がペットの為になるでしょう。

非常に簡単なことですが、日本は災害も多い国なので、今回の騒動に限らずこうした備えは常にしておくと安心ですね。

こちらでも引き続き、新型コロナウイルスと犬・猫に関連する情報を更新していきたいと思います。

【参照】

  • AVMA – What veterinarians need to know : https://www.avma.org/resources-tools/animal-health-and-welfare/covid-19
  • AVMA – COVID-19:FAQs FOR PET OWNERS : https://www.avma.org/sites/default/files/2020-03/covid-19-faq-pet-owners_031620.pdf
  • IDEXX – COVID-19 customer resources : https://www.idexx.com/en/about-idexx/covid-19-resources/

※ご紹介した情報はWEBサイトなどから内容を参考・引用させて頂いておりますが、執筆時点での情報の為その後内容に変更があり情報に誤りが生じる場合がございます。
※記事の内容に関する変更・リンク等削除依頼は随時承っておりますのでこちら からご連絡ください。

LINEで送る
Pocket

minotake office代表 北海道札幌市でペット用品販売を行っています。

コメントを残す

Scroll to top