国内線スターフライヤー、定期便による飛行機機内ペット同伴を検証へ

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日本国内の飛行機では、犬や猫は貨物室での預かりが基本。しかし、ついに北九州を拠点とする航空会社「スターフライヤー」が”国内定期便”でのペット同伴での機内持ち込みサービスの導入を目指すため、検証フライトを実施するようです。

今回はスターフライヤーの検証フライトについて解説していきます。


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スターフライヤーが検証フライトを実施!


執筆時点(2021/09/17)でペット(犬・猫)を客室に同伴できる日本国内の航空会社はありませんが、北九州空港を拠点にする「スターフライヤー(Star Flyer inc.)」がこの度、検証フライトを実施するようです。

検証フライトの日程は以下のとおり。

日程 便名
10/1
(金)
SFJ76 北九州
09:00
羽田
10:35
SFJ85 羽田
17:15
北九州
18:55
10/2
(土)
SFJ74 北九州
08:00
羽田
09:35
SFJ81 羽田
14:05
北九州
15:45
10/3
(日)
SFJ76 北九州
09:00
羽田
10:35
SFJ89 羽田
20:30
北九州
22:10

今回の検証フライトは「機内ペット同伴サービス(仮称)」を将来的に導入できるかを検証するためのフライト。

通常であればスターフライヤーも各航空会社と同様、ペットは貨物室での預かりとなっていますが、将来的に導入が決まれば国内初となる「定期便」によるペット同乗サービスが誕生することとなります。

飛行機でのペット同伴”企画”は開催していたが

JALの「ワンワンJET」やANAの「ワンワンフライト」など、大手航空会社でもペット(犬)向けサービスを実施したことはありますが、いずれもチャーター便で実現している貸し切りによる企画フライト。

今回、スターフライヤーが検証フライトを行う「機内ペット同伴サービス(仮称)」は、国内線定期便での導入を目指しているものなので、これらの企画とは大きな違いがあります。

前述のとおり、過去にはチャーター便による企画フライトが実施されているものの、大手航空会社が2016年頃から企画を行ってきていても、未だ定期便でのサービスには繋がっていません。

むしろANAのペット向けサービス「ペットパスポート」が終了するなど、日本では公共交通機関に動物を同伴すること自体が浸透していないため、まだまだ難しいサービスと言わざるを得ない状況となっています。

まだまだ理解が進まない?日本のペット事情

世界に目を向けると、アメリカやドイツ、カナダ、オランダ、スウェーデン、フランスといったペット先進国はもちろん、お隣の韓国やベトナム、ロシアといった国々でも定期便による客室へのペット同伴が可能です。

飛行機の機内となるとなおさらに難しく、なかなか理解が進まない日本のペット事情と言えますが、日本と同じ島国のイギリスも検疫が厳しいと有名なようですね。

余談ですが、イギリスへ入国する際にはペットは「貨物扱い」となるため(国内便含め)、必然的に客室持ち込みも不可となります。

ただし、公共交通機関では犬の同伴も可能で、地下鉄でもケージ無しで一緒に乗り込むことができます。

ここは日本と大きな違いがありますね。

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検証する飛行機はモニターのみが参加可能

air plane image

実際の機内ではありません


今回の「機内ペット同伴サービス(仮称)」の検証フライトは、モニターを選出して行われるものです。

そのため、普通に予約して参加できるものではありません。

なお、今回の検証フライトで客席に搭乗できるペットは、「50cm × 40cm × 40cm程度」のケージに入る犬または猫です。

ニュースリリースには記載されていませんが通常時でも以下の犬種はNGとなるため、今回の検証フライトでも搭乗することはできないでしょう。

ブルドッグ、フレンチブルドッグ、ボクサー、シーズ、テリア(ボストン・テリア、ブル・テリア) スパニエル(キングスチャールズ・スパニエル、チベタン・スパニエル)、ブリュッセル・グリフォン チャウチャウ、パグ、チン、ペキニーズ(13犬種)
※上記以外の類似犬種、ミックス犬種は可

これらの犬種はスターフライヤーというよりも、そもそも飛行機移動に対するリスクが高い犬種になるため、ほぼ各航空会社と同じ犬種となっています。

“国内線定期便”での導入を目指すため

air plane

イメージ


当然ながら動物が嫌い、もしくは公共交通機関での同伴には反対という方もいらっしゃいます。

定期便でサービス運用を目指すためにはこうした考えを持った方への配慮が重要になってきますが、今回の検証フライトではその辺りの条件も考慮したものとなっており、事前にいくつかの条件・詳細が公表されています。

なお、すでに同便への予約を行っているお客さんには検証フライトの実施を事前に連絡するとのこと。

実際にペットを同伴できる場所ですが、最後列(27列目)を使用(予約で埋まっている場合は、その前列)、搭乗する際は最初に搭乗を行い、降りるときは最後に降りるので一般客と混ざって移動することはありません。

検証フライトでは座席に配置させて移動

海外の航空機ではペットケージを座席下のスペースに収納させるのが一般的となっていますが、今回の検証フライトでは座席に配置し、シートベルトで固定させる状態で行うようです。

当然ながら客室内ではペットケージから出すことも、食べ物を与えることも認められていません。

因みに前述で触れたJALやANAによるペット同伴の企画フライトではケージから出すことも認められていましたが、チャーター便が使用されているので一般客は不在、シートやフロアも透明シートで保護された状態でした。

カギを握る一般乗客の反応・意見

今回はあくまで定期便での運用を目指したものなので、シートが汚れるような事態が生じたり、吠え声や臭いがひどく拡散されるような状態であれば運用は難しくなってくるでしょう。

一般客には事前にお知らせされているので”ある程度は許容してくれる“お客さんが大半だと思いますが、「絶対に嫌だ」という方はおそらく乗らないでしょう。

約1時間半ほどのフライトですが、この「許容してくれているお客さん」がどのような反応をみせるのか、どのくらいペットの存在が気になったのかは非常に気になるところです。

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スターフライヤーは”ペット同伴”の先駆けとなれるか

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航空会社としては少々リスキーな検証フライトと言えそうですが、いちペットユーザーである私個人としては非常にありがたい、楽しみな検証フライトと感じています。

私自身は北海道在住なのでスターフライヤーを利用する機会があるかはわかりませんが、公共交通機関でペット同伴ができる場面が増えるのは喜ばしいことです。

JRなど一部の公共交通機関ではペット同伴が認められていますが、まだまだ肩身も狭いというのが本音のところ。

ペット同伴で旅行に行くために飛行機を含めた公共交通機関を利用する方もいらっしゃいますが、旅行以外の重要な用事(限られた時間で移動する必要がある方など)で利用する方も多くいます。

「ペット専用機」ではなく、一般客と同じように移動できる事が重要なのです。

スターフライヤーさんを応援します!

現段階でペット同伴での客室持ち込みが実現するかどうかはわかりませんが、スターフライヤーでの導入が決まれば、少しずつ他の航空会社も続いていく?のではと期待されます。

飼い主である私達もしつけ・マナーの重要性が問われるところ。賛成派・反対派も歩み寄れる様になればよいですね!

なんの関わりもありませんが(笑)、スターフライヤーさん。検証してくれてありがとう!

そして、「機内ペット同伴サービス(仮称)」の導入が決まることを期待しています!

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